ワイン初心者には結局どの本がおすすめ?
「今回こそ続けられるかも!」
ちょっと光が差しました。
何の話かって、
そうタイトルから分かるようにワインのお勉強。
わたしは、お酒の中でもワインが特に好きで。
実はこれまでに「いつかソムリエ資格取れたらかっこいいよなぁ」なんて思いながら、それにまつわる本もいくつか購入して読んでいた時期もありました。
でもね、
続かない…。
飲むのは好きなので、おすすめのワインを店員さんに聞いたりしながらなるだけ多くの種類にチャレンジはしています。
ただ、大体いつも「美味しかった〜!」の感想だけで終わってしまうのです。
しかし、これからレストラン開業に向けて動きだすタイミングにもなり、さすがにこのままだと「まずいよな…。」と。
そんな時に、この本をワインショップの方からおすすめしてもらいました。
そして、
これがかなり良い!
ということで、今回はその本のおすすめポイントと、あと一応は過去に読んできたモノとも比較したいと思います。
ワイン初心者には結局どの本が1番おすすめ?
『THE WINE マグナムエディション ワインを極めたい人の至高のマスター&テイスティングバイブル』
この本、端的に言うならば超読みやすいです。
読みやすいというのは、分かりやすいということであります。
まず、何が分かりやすいかって、他の本と比べて、イラストと図が多めで説明が明快なのです。
例えば、ワインの試飲をする時。
そのブドウの香りが何に近いのかって表現する訓練を、積み重ねていくことが重要だと言われてますよね。
フルーツなのか、お花やハーブなのか、あるいはナッツの香りなのかとか。
でも、わたしみたいな初心者なんかだと、まずその香りをイメージするボキャブラリー自体少ない…。
そう、まずしょっぱなからからつまずくわけです。
でもでも、 ご安心を。
本書は、そこをイメージしやすいように、品種ごとに香りにまつわるアイテムがイラスト化されています。
なので文字で表記されるより一目で分かるようになっているので、イメージしやすい内容になってます。
あとは、品種ごとにそれと似ている種類のモノで例えたりしてくれているので、「コレとアレは近いニュアンスなんだなぁ。」みたいなのも知ることができます。
それだけでなく、ペアリングの基本ルールとコツ、食材とワインの関係もこれまたパッとみて分かるような表記にしてくれている親切さ。
基本のセオリーを知っていると、そこからの道筋が明るくなります。
本自体は300ページくらいとボリュームもあるのですが、1ページ1ページが優しく解説されていて、とにかく見やすいです。
その上で、飲食店で働く立場としては実用的な内容ばかりなので、超使えそう!
ワイン初心者が教養目的でこれまでこんな本を買ってきました。
ちなみに。
これまで、いくつかワインにまつわる本を読んできたなかで個人的には、杉山明日香さん(理論物理博士・ソムリエ)の本が入りやすかったです。
黒ブドウと白ブドウ を男女の人物像に置き換えて紹介しているあたりも、ユーモアがあり親しみやすいです。
ブドウの酸を表情に、ボディを体型に、「こういう男子がこの白ブドウっぽいですよー」ってな感じで、ぶどうの品種を人物(イラスト化)に例えて表現しています。
あとは、料理別に合わせるワインの選び方として、家庭ではこの組み合わせがおすすめ!という目線の提案もグッド。
お刺身から始まり、ポテトサラダ、とんかつ、中華料理、焼き鳥、ピーマンの肉詰めなど、普段の食卓が想定されています。
しかも成城石井で買える代表的な銘柄もセレクトしてくれているので、そこも気が利きます。
自宅でのワイン飲みを、ただ「美味しい!」では終わらせてなくないという方には良い1冊。
結構、さくっと読めるしね。
次に『ワインの授業』。
あくまで私の場合ですが、ソムリエ試験に向けてお勉強ってなってくると、ぶつかる壁がフランスのこと。
イタリアは住んでいた時期もあったので、土着品種も少なからず馴染みがあるのですが、、
なんかだねー、
結局はワイン法ってフランスのことがベースになっている?のか、つまづくのはいつもそこなんですよね…
そもそも地理が苦手で地区の名前が覚えられない、というか横文字が頭に入ってこないのです。
だったら、その苦手意識としっかり向き合おうって買ったこの1冊。
章だてて地方ごとの説明があって、格付けの話、土壌の話、畑の話など優しく書かれています。
杉山さんの素敵なところは、解説というよりそのままお話を聞いているような内容で書いてくれているので、その世界観に入りやすいように誘導するのがお上手。
この本は、2回は読み通して、付箋をはったりマーカーでチェックを入れたりしました。
繰り返しますが、著者の杉山さんの本は分かりやすくて親切。
ただ、数年前に読んで以来、今、見返してみて内容はほぼ忘れていたので、これはやはり読み手のやる気次第が大きいですねぇ。
フランスワインに特化して勉強したい!という方には良い1冊かも。
(なんと、今、調べてみたらイタリア編もあった!)
あとは、『ソムリエ試験対策講座』。
結論から申しますと、ワインのことを知りたいという方ででもソムリエ資格を取りたいわけではないという方は、読まなくていいと思います。
わたしがこの本を購入した当時2015年、読めば読むほどまったく訳がわからなくなってしまい、今思えば、ワインの何のことを学びたいのかが自分でも方向性を分かっていなかったんだなぁ。
とりあえず、「本を買ってまでは別にいいか」って方は、杉山さんは過去に朝日新聞のデジタル版でコラムを書かれていたので、まずはそれをチェックしてください。
ああいう内容を無料で読めるってかなり有り難い!
まとめ
これまでワインの勉強をする時に挫折する要因を考えてみたら、そもそも地理とブドウの品種とワイン法とか国ごとにごっちゃになって覚えられないことでした。
しかも、固有名詞が多すぎます。
でも、その道の極めた方(ソムリエ)から言わせると、ソムリエの勉強と飲食店で必要なワインの知識ってまた別物らしいんですね。
確かにソムリエ教本なんかだと、食材と料理をワインとどう合わせたらいいかなんてさほど書かれていないし、でもサービスマンとしてはそこの知識が欲しいわけで。
結局は、どのジャンルにおいてもそこの何を知りたいのか学びたいのかっていうところが重要で。
わたしのように、これからワインを取り扱う仕事につく方、あるいは既にもうそういうお仕事をされていて早急にポイントを絞って勉強したい方には、この本は向いているかと思います。
裏表紙には「見るだけでわかる 読むだけで飲みたくなる」と書かれてます。
飲んだついでにページをめくる、
これなら楽しくワインのお勉強が続けられそうです。
あ、そうそう。
これまで飲んできたワインのエチケットですが、私はモレスキンのノートに貼って記録してます。
飲み終わったボトルにお湯を入れ、その熱ではがれやすい状態にしてから取るようにしています。
エチケットを集め始めた初期は、それこそ1枚1枚をワインラベルコレクターに貼っていました。
が、しかし。
保管するのに量もかさばるし、シートを買うのもめんどくさくて、今に落ち着きました。
最後は話がずれましたね。
ってことで、今夜も飲まなきゃ。
ではまた。
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