『小さなベーカリー&焼き菓子店のデザイン』
何か包まれた食べ物を買う時、味もちろんそのパッケージにも惹かれて選ぶことが多いです。
ことさら、お菓子や贈り物にする場合なら尚更そうだし、もしかしたしらパッケージ先行で選ぶ場合もあるのかも。。。
わたし自身、有難いことにセンスの良い友人達から素敵なプレゼントをいただくことが少なくないのですが、まず受け取った瞬間に「わぁ!」ってなるものって、パッケージ然りラッピングにときめくモノが多いです。
受け取った後は、すぐは開けずにディスプレイのようにお気に入りの場所において、しばらくはその存在を「愛でる」なんてこともあります。
それくらい、見た目のインパクトって大きいものなんだろうなぁと思います。
『小さなベーカリー&焼き菓子店のデザイン』
今回気になったこちらは2022年8月に販売された1冊です。
「全国で愛される100軒」が掲載されているのですが、instagram内でも有名なお店だけでなく、結構こじんまりとした雰囲気の個人店も載っています。
書籍の中身は、デザインにまつわる本なので、写真多めでありながら程よいテキスト量もありつつ、見応えがしっかり感じられます。
特に個人的にいいなぁと思ったのは、掲載されている各お店の写真は、実際のお店のsnsで発信されている写真を使用されていること。よりそのお店の等身大のキャラクターを感じられるのも親近感が湧きます。
あと、読み進める中で単純に思うことは、眺めているだけで楽しい。
それぞれの外観、内装、インテリア、什器、デザインやオリジナルプロダクトなど、たくさんの事例が載っています。
日頃から、snsで「可愛いい」とか「かっこいい」とか「素敵」なお店を探している人には、たまらない要素がギュッと詰められた内容だと思います。
各店、個性を生かしたデザインは店主のアイデアであり、工夫であり、センス。
わたしのようにお店をやっている人間にとっては参考になる部分が多いのはもちろんのこと、そうでない人でもインスピレーションをもらえる、そんな1冊だと思います。