moe matsuda(モエ・マツダ)の個展に行ってきました。
moe matsuda metal works solo exhibitionの概要はこんな感じ
『gum』
口を動かすたびに形を変える。
消費をくりかえして
やっと完成する。
それは唯一無二。
あなただけの消費の形。
- ひとくちめ / ピンブローチ
個展のDMの写真に用いられているgumモチーフ。
粒ガムの口に入れた瞬間のカリっとした音まで聞こえそうなくらいリアルなクラッシュ感。
- 人肌の温度 / ネックレス・リング
こちらは板ガムがモチーフ。
胸の間の素肌にのっかった時の体温や、指を包み込む温もりみたいなのがイメージ出来る作品。
- ずっと残るもの / ボディーピアス
こちらは、ガムを噛んだ(噛み続けた)時の形。
舌につけると無くならずにずっとgumとして存在するということ。
- 消費の勲章 / ピアス
ガムを包む紙からイメージして。
- 消費の勲章 / ブレスレット
消費の連なりということ。
今回の個展に合わせて作ったという什器の上に並べられた作品達。
噛んだガムの形は同じ形なんてひとつもなくて、それは包み紙からガムを取り出して消費するということを繰り返すたびに、新たにその噛んだガムの新しい形が生まれるのだから消費の形はそれぞれなのだなと、確かに。
展示された作品を見ながら、gumのテーマが何度も私の頭の中でループしてぐるぐるしてました。
ある意味、現代の我々の消費活動に関する訴えかけのようにもとれる表現だと感じました。
「ご自由にどうぞ」と、リアルガムを噛みながら会場の作品を鑑賞できるというユーモアも。
まとめ
今回の個展に合わせた新作も発表されていました。
会場入ってすぐがポップアップのスペースとなっていて、作品が購入出来ます。
新作はリング、ピアス、バングル、ネックレス等、オーダー商品が主になります。
ポップアップスペースは、 奥の『gum』の無機質な空間とはまた違った温かみのある女性らしい空間となっています。
今回の個展は、萌さんのアーティストとしての側面の表現から新たな価値観を気づかせてくれる部分と、且つしっかりアクセサリーデザイナー兼作り手としての日常への寄り添う部分のどちらの要素も見られます。
帰り道、彼女が以前 言っていた言葉を思い出しました。
「まだまだ未熟者ですが、いいと思えるものをいっぱい作ってたくさんの人におすそわけできたらな、と思っています。」
今日、私もまた彼女からのおすそわけを頂きました。
彼女の作品を身につけると、アクセサリーも生活必需品だなとやっぱり思います。
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