自分が欲しいものだけ創る!
タイトルに惹かれて即購入したこの一冊。
そもそも一般的な「マーケティング論」についても今まで勉強したことはないんですが、そんな私でも理解出来るように書かれた内容でした。
これから何か事業やフリーランスで仕事したい方、もしくは既に始められている方でも、やりたいことやアイデアはあるんだけどそのアプローチの仕方が分からないという方にはとてもおすすめです、
という今回は『自分が欲しいものだけ創る!』の感想レビューです。
では早速。
『自分が欲しいものだけ創る!』の感想レビューをブログに記録
(以下Amazon より内容紹介抜粋)
市場調査もいらない!
割引も広告もいらない!
「顧客」より「自分」が基点の 新・マーケティング論。
スープストックトーキョー、ジラフ、100本のスプーンなど、
様々な分野で人気のブランドを手がけるスマイルズ。事業展開においては「市場調査」も、「割引」も、「広告」もしない。
大切にしているのは、生活者としての自分を基点にすること。
「N=1」から始めるイノベーション創出、「関係性のブランディング」による市場分析など、
スマイルズ独自のメソッドを公開する。
『自分が欲しいものだけ創る!』を読み終えて感じたことは、私にとっては「ブランドの作り方」についての指南書のひとつになる本だったなぁと。
筆者の野崎さんは、マーケティングとクリエイティブのゴールは同じという前提で話を展開していくのですが、読み進めていくとメモしたくなる箇所がたくさん!
その中でもわたしが特に「なるほど〜!」と思ったのはこの一文。
出てきたアイデアの根っこの部分をとことん掘り下げて、その必然性を紐解いて説明することで、事業のフレームワークが立ち上がってくる。
ブランドを作るには、まずは自分基準や特定の人(本の中ではそれを【N1】と読んでいます)を対象に向けて、喜んでもらえるようなアイデアを軸にそこを深掘りしてみようというもの。
最近のマーケティングの傾向でいうと、特にsnsでは人気の傾向やスタイルを分析してその系統や傾向を元にカテゴリー分けを研究して応用しよう!とか、あるいはsnsでバズを起こしてフォロワーを増やして認知度をあげよう!みたいなことに注力している部分もあるらしいんだけど。
でもこの本で説いていることは、そういう表面的な部分や、そういうジャンルがウケるからとかいった理由でコトを作り上げていくのではなく、あくまで自分目線や軸で湧き出たモノで勝負した方が強いよ!ってこと。
でもただそれだけでなく、そのことが提供者(お客様)に向けて自分よがりや自分都合にはならないように、具体的にはどうしていけばいいのかということを多くの事例を用いて説明してくれます。
『自分が欲しいものだけ創る!』/まとめ
インターネットが主流になっているこの時代は、特に企業に属さず個人で仕事が出来るチャンスも増えてきていますよね。
そんななかで、私も自分の中の新たな可能性探しとチャレンジの為にこのブログを始めたわけですが、ブログの方向性、つまりはciromediaのブランディングに関してはまだまだ自分の中で模索している段階です。
例えば、ブログ記事のネタ探しだってそう。
自分の中の書きたいコンテンツと、いわゆるSEO的(検索リサーチ)に読まれやすい記事とのバランスの葛藤みたいなのは少なからずあります。
そんな時にこの1冊に出会い、頭の中にあるいろんなパーツが少しずつ整理され、これからの方向性がなんとなくビジュアル化することが出来ました。
最近はそれこそブランドの作り方や内容・コンセプトを突き詰めることより、まずは名前を売り込むような「認知度」を上げることの方が最優先されているように感じるのだけど(私だけ?)、、
もちろん自分を知ってもらう為の手段として、ブログやsnsでの発信ももちろん大切で有効なことであるんだけど、でもそもそもその中身が薄かったり、ブランドのコンセプト自体がぼんやりしていたりすると、結局はお客様に提供出来る価値ってそれなりでしかないんだろうぁと。
自戒も含めて、とても学びのある本でした。
そんな感じです。
また書きます。
【おまけ】
『自分が欲しいものだけ創る!』は、 先日紹介した『読みたいことを、書けばいい。』にも通ずる部分も多かったです。
感想レビューも書いているので、ご興味ある方はどうぞ。
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