『一流の育て方』

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これを手にとった自分自身も少し苦笑いしてしまうくらいストレートなタイトルな1冊。

『一流の育て方』。

正直、あまり過度な期待はせずに読み始めたのですが、想像以上に良かったです。

この手の育児本って、年齢別に書かれていたりすると実際に自分の子供の年齢と合わないページとかってあんまりピンとこないというか、いまいち真剣に読みづらいことが多い気がするのですが。

本書は、赤ちゃんレベルの育児中のお母さんには確かにまだ少し話が先の内容かもしれませんが、4歳前の子供を持つわたしのような親にはかなり興味深い内容だと思います。




『一流の育て方』/ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

子供の視点

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親の視点

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グローバルな人材育成の視点

をテーマに書かれたこの本は、特に「子供の視点」でも書かれているという点もまた読みやすさの特徴にもなっています。

小さな子供の育児中の私にとっては子育ての経験は乏しい上に親の視点として狭く、ましてやグローバルなことに関しての知識もまだまだです。

そんな中、自身も「子供」ということに関しては経験済みなわけですから、そこは自分の体験を通し親に対して「子供時代はもうちょっとこういう体験をさせてほしかったなー」と思う部分もあるわけです。

本の中ではその部分を実際に、日本を代表するトップクラスの優秀な若者たちが受けた家庭環境のアンケートをとって、それらの事例と合わせながら大事なことを章立てて説明していきます。

このように書くと、いかにも教育ママに向けて書かれたような本に思えるのですが、本書が目指す先は「いい大学、いい会社の先にあるもの」と掲げています。

もちろん子供それぞれにによって子育ての仕方は違うのは大前提ですが、あくまで頭の良し悪しなどIQ云々のことではなく、子供達自身が自ら自発的に学び生きていくための手助けとなるような育児法、それが複合的な視点をもって(子供・親・グローバルな眼)展開されているそんな1 冊と呼べるんじゃないかな。

まとめ

育児書を読む度に思うことだけど、当然ながら我が子に置き換えて考えてみても、本に書かれた通りにいくわけでもなく。

でもやっぱり情報を入れる意識や努力があるかで、子供達との向き合い方は確実に違うモノになっていく気がします。

というかまぁ、子育てだけに関したことではないけど、忙しい日々のなかで「今」の点に集中するあまり毎日のルーティンをこなすのに必死になりがち。

もちろんそれはそれで、「今」に集中したり楽しんだりということなわけだけど、でも少しでも視線をあげ先を見据えられることができれば…

親にとっても子供にとっても進むべき指針やイメージが共有できれば、さらに人生は面白く充実できるのではないかな〜とか。

育児書って、そういうきっかけを与えてくれるツールだと思ってます。

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