2019・沖縄/読谷山焼陶器市(やちむんの里)に行ってきました。
先日行われた2019年の読谷山焼陶器市へ、友人達と一緒に行ってきました。
この日はお天気にも恵まれて、日中は薄い羽織り物でも過ごせる程度で暖か過ぎず寒過ぎず、すごくちょうどいい気温でした。
今回はその陶器市の様子を。
では早速。
【2019/読谷山焼陶器市の基本情報】
(日時) 2019年12月13日(金)~15日(日)
(時間) 9:00頃〜19:00頃まで
(場所) 読谷やちむんの里内
(お問い合わせ先) 098−958−4468(読谷山焼共同販売店)
陶器市に関する情報が掲載されている読谷村の公式サイトはこちらから。
2019/第39回読谷山焼陶器市(やちむんの里)をブログに記録!
毎年12月に開催される読谷山焼陶器市は、読谷のやちむんの里内で行われます。
開催日は三日間で、近年の盛り上がりを受けて、会場までシャトルバスが運行する程です。
沖縄県内でのやちむん市は、11月から3月頃にかけて各地で開催されますが、個人的にはこの読谷山焼陶器市を一番楽しみにしています。
通常より安い値段で買えるというのももちろん嬉しいですが、会場の登り窯の風景を始め、やちむんを販売している工房内では実際に親方や作り手の方々がいらして、やちむんに関して疑問に思うことも質問すれば親切に教えてくれます。
こういう機会は陶器市ならではです。
読谷山焼陶器市会場までの行き方(アクセス)
さて、陶器市期間中に会場まで運行しているシャトルバスのことにもふれておきます。
会場であるやちむんの里内では駐車場が限られていることもあって、ゆんた市場となりの旧読谷飛行場跡を臨時駐車場とされています。
そこから、陶器市会場まで、シャトルバスが随時運行されています。
もちろん無料です。
今年の運行時間は、9:00〜17:00まで。
但し、最終日の運行時間は、臨時駐車場発が15:00まで、陶器市会場発が17:00までとなっていました。
ちなみに私達は、陶器市の初日の14:00頃に行ったのですが、シャトルバスは利用せずに直接、会場まで車で向かいました。
到着した時は、お客さんの数はもちろん少なくはなかったけど、いくつかのお目当ての工房のやちむんの数は結構減っていたので、ピークの時間帯は初日の朝一の時間帯なのかもしれないです。
なので、私達は会場の駐車スペースにスムーズに車を停めることが出来ました。
当日、駐車場近辺には係の方がいらして、誘導してくれました。
読谷山焼き陶器市の出店工房
読谷山焼陶器市の出店工房はこんな感じです。
上の写真は読谷山窯の山田真萬さんのところのギャラリー山田です。
初日の14:00では既に結構な数のやちむんが売れたのか、6寸皿などは売り切れという状態でした。
真萬さんのところのやちむんは、やちむんの里内の他の工房と比較すると値段が高めということもあって、普段より割安で購入できる陶器市を楽しみにされているファンの方は多いはずです。
それから次は大嶺工房。
北窯の親方・松田米司さん・共司さん、與那原正守さんのお師匠さんでもある大嶺實清(じっせい)さんの工房です。
大嶺工房は實清さんと、三人の息子さんで運営されています。
こちらも、やはり熱心なファンの方が多いのでしょう、工房近くのは下のような張り紙がありました。
人気の青の食器シリーズは、購入枚数制限の協力をお願いされていました。
大嶺工房の敷地内の様子です、確かに早々に売れたやちむんも多かったようで、既に品薄になっていました。
そして、横田屋(ゆくたや)窯です。
横田屋窯の知花實さんも大嶺實清さんに師事されていました。
横田屋窯の敷地内では、どちらかのコーヒー屋さんが来られていて(名前は忘れてしまいました)、そこでコーヒーを注文することもできました。
それから北窯の敷地内の様子はこんな感じでした。
下の写真は松田共司さんの工房のところです。
掘り出し物コーナーも設けられていて、焼き上がり時に多少ゆがみがでたり、器の正面の釉薬がぽつぽつとなっているものなどは、更にお値打ち価格で提供されていました。
そして、当サイト『ciromedia 』ではおなじみの松田米司さんの工房も。
米司さんのやちむん関連に関しては過去にも何度も記録しているので、まだ読まれていない方は宜しければそちらもどうぞ。
【関連記事】:北窯の松田米司さんのくし目板皿
:読谷/tou【トウ】カフェで松田米司さん親子(北窯)のやちむんを堪能する
読谷山焼き陶器市での会場の様子
陶器市の当日は、MAP類の配布もありました。
このMAPは今年の2月に開催された読谷やちむん市で配布されていたのと同じモノでした。
【関連記事】:2019年/沖縄・読谷やちむん市に行ってきました。
あとは、ラッキーなことにアンケート記入に協力したらもらえる本もありました。
こちらです。
サイト『旅とヤチムン』から情報をまとめたモノでこれ自体は加筆と修正を加えてもう第五版になっています。
そうそう。
会場には、あのキンチチソバも出店されていました。
お店の値段より安く提供されていましたよ〜。
あとは、個人的に読谷山焼陶器市が一番好きな理由として、会場内を歩いているだけでも楽しいから。
自然が多くて本当に気持ちがいいのです。
東京から来た友人達は、「これ沖縄にしかない植物かな〜、見た事ない!」と言いながら、観察や写真にも忙しくしていました。
緑と光、確かに美しかったです。
他にも、工房近くの作業場の雰囲気とか空気感とか、何気なく積まれているやちむんの佇まいとかにも妙に惹かれたりなんかして。
まとめ
普段は食卓の上で当たり前のようにつかっているやちむんも、こういう陶器市の機会を通して、やちむんが生み出される現場や作り手の方々から直接感じることがあって、改めてやちむんの魅力を再確認できました。
やちむんに限らずだけど、自分が思う「好き」とか「いいな」とかの背景に触れることもまたやっぱり大切なんじゃないかなと。
だって、それを「知っている」・「体感する」っていうことがプラスされると更にそこに愛着もわくし、楽しいよねぇ。
ってそんな感じです。
今回はこのへんで、ではまた。
(ブログ内のやちむん関連記事)
『2019年/壺屋陶器まつり(やちむん市)へ行ってきました。』
『2019/読谷やちむんと工芸市(Gala青い海)へ行ってきました。』
『沖縄・那覇/骨董屋『陶宝堂(とうほうどう)』へ行ってきました。』
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